変わブロ -Self Reform-

ダイエット失敗から成功への体験談、子宮筋腫の手術の体験談を主に綴ります

なぜ小児科で抗生物質はむやみに処方されなくなっているか

風邪をひくと抗生物質を飲むと治ると思いますか?

答えはNOです。

   

 

f:id:kakurakyo:20190424005434j:plain

いわゆる風邪はウィルスが原因なので抗生物質が効きません。

抗生物質は細菌に効果があるものなので風邪で抗生物質を飲んでも効かないのです。

しかし、むやみやたらに抗生物質が使われ続けてきたせいで本当に抗生物質が必要な細菌性の病気の時、いざというときに抗生物質が効かなくなってきていることにより、2018年度の診療報酬改定で「小児抗菌薬適正使用加算」というものができました。

厚生労働省のお達しで、抗生物質の服用が必要な病気(主なもの)以外では抗生物質を使わないという流れになっている

溶連菌感染症、細菌性の腸炎マイコプラズマ感染症、百日咳などなど。抗生物質が治療に必要な病気はまだありますし、もちろんこれは医師の診断によりますが。

2018年の診療報酬改定で、医師の診断で抗生物質が必要とされる場合以外は基本的に抗生物質は処方しないこと、特に3歳未満の幼児の場合は本当に必要な時以外処方しないかわりに診療報酬に加点できるようになったのです。

3歳以上でも「小児抗菌薬適正使用加算」が算定できるパターンはいくつかあるのですが、いわゆる町のお医者さんではほとんどが3歳未満のみに加算されています。

つまり、鼻かぜなどで抗生物質をむやみに飲んだりしたら体の中で細菌がどんどん抗生物質に強くなってしまって、いざというときに効かなくなったら大変ですよね。

だから、むやみに使わない治療を主にしていきましょう。そして患者さんにもそのことを理解してもらいましょう。ということなのです。

   

まとめ

ウィルス性の風邪には抗生物質は効かないのでみだりに抗生物質は使わないという方向になっています。
耐性菌で本当に必要な時に抗生物質が効かなくなれば、病気の本人に限らず社会全体の大きな損失にもなりかねません。
そこで、小児抗菌薬適正使用加算というものが診療報酬に算定されている場合があります。(主に3歳未満の幼児)
風邪なのに抗生物質もらえなかった…ではなく、医師の診断によってる、ここぞというときの抗生物質と私たちも理解しておきたいものです。